巻タ頭タ言 February'98 

★★★★(社)与野市医師会会長  阪 信 ★★★★


  平成10年を迎えて  


 昨年、平成9年を一字で表現すると、 「倒」であるという人が一番多かった という。たしかに証券会社や銀行の倒産もあったが、我々にとってショック であったのは、大宮のさきたま病院の廃院であった。大阪の安田病院の 如きは当然としても、まさか大宮の古参病院がとの思いである。 昨年の2回に亘る健保法の改定は、我々医人にとって、労多くして益なし の制度の強要であった。

さて、我が医師会にも昨年は、三つのおめでたがあった。 春には、黒崎先生が藍綬褒章を受章した。夏には、二滝先生が米寿を 迎えた。 秋には、渋谷 彰一先生が勲五等双光旭日章を受章した。 先生方、ほんとうにおめでとうございました。医師会員全員で喜びあいました。 又、昨春には、高橋(貞)先生と高野事務長や石川先生のご努力で防災 無線基地が完成した。更にはインターネットホームページも作ることが出来た。情報化時代に対応する強力な手段となることでしょう。 仙波、井原両先生を中心に地域医療委員会の先生方のご尽力で、 市民ガン検診の診査のダブル・チェックを、大宮赤十字病院の専門医の 先生方のご協力で実現することが出来た。このことは、与野市民にとって 大きな福音となるでしょう。 又、昨年は当医師会の規約細則や慶弔規定の改正を行なって集大成したので、 当分の間は大丈夫であろう。 訪問看護ステーションの24時間型の在宅看護事業と歯科医師会の訪問歯科 医療事業とを当医師会は理事会の承認を得て全面的にバック・アップすること にした。両事業の今後の成功を祈ります。

 超高齢化、少子化時代を迎えて、出費をできるだけ抑えようと政府も 行・財政改革に必死でとりくんでいるが、2兆円の減税をしても、不況の火は 消えないであろう。去る12月20日大蔵原案の予算が内示された。約77兆7千億円。 超緊縮型であるという。今年4月から薬価は9.7%の値下げで診療報酬の引き上げは1.5%であるという。 医療界は当分の間、氷河期が続くと思う。西暦2000年には新医療保険制度が 出来るという。この制度が我々医師会員にとって住みよいものであるようにするのが、これからの医師会活動である。 又昨年は、レセプトの開示、臓器移植介護保険法案が成立した。今後は、 カルテの開示、レセプトの強制点検、監査へと進む気配を感じている。 医師会が、オピニョン・リーダーとして進むためにも、7月の参院選挙を全員 でがんばらねばなりません。

浦和・大宮・与野の合併問題も大詰めとなった。三市の連絡協議会も発足した。埼玉アリーナや新駅が地上に顔をだしてきた。 医師会の方も何かしようと思っていたところ、大宮医師会長の井上先生から 話があり、1月に浦和・大宮・与野の医師会役員が約50人集って第1回の研究会を 開くことになった。ゆっくり検討してみたいと思っている。 新大宮バイパス上の高速道、美女木〜与野間ももうすぐ完成する。 今年は与野市医師会創立27年の年。 創立30年の頃には三市の合併がすんでいると思う。今後のこの辺の発展が 見ものである。休日急診療所設立20年も来年1月である。 全医師会員、 心を一つにして、手をとりあって難局を克服するようにがんばりましょう。 〔完〕


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