In Japanese(EUC).
Modefied 1997-oct-10

DAIsyの製作

お待たせしました、HTML版マニュアル登場


【おしらせ】

DAIsy chip は完売いたしました。
興味を持っていただいた方、購入いただいた方、製作していただいた方、皆様に御礼申し上げます。
なお、DAIsy chip 配布の再開の予定はありません。

どうしてもお作りになりたい方は、試作機回路図を参考に、ロジック IC で組み立てる事も可能です。

また、記事中で使用した秋月電子「DAI DAコンバーターキット」の販売はすでに終了しています。

代替えとして、同社の「SCMSシリアルコピーマネージャキット」が使用出来るかもしれませんが、確認しておりません。


DAIsyを製作された方々

第壱号:神谷和孝@豊橋さん:1997-jul-11

お願い:DAIsyを製作、動作された方はご一報ください。この製作者リストに掲載させていただきます。


DAIsyとは?

 DAIsy(Digital Audio Interface SYstem)は、CD や DAT、MD などのオーディオ機器のディジタルオーディオインターフェース(DAI)信号を、Black NeXT の DSP ポートより入力するためのハードウェアです。

 Black NeXT と呼ばれる NeXT Computer は、DSP を内蔵し、CD クオリティサウンドを再生できる D/A コンバーターを装備するなど、1989年の発表当時からマルチメディアを重視したワークステーションでした。
そして、この高性能なオーディオこそ、Black NeXT たらしめている機能の一つです。

 しかし、残念なことに、それを活かす為のツールがほとんど無く、またあったとしても非常に高価または入手困難で、ほとんどの Black NeXT でせっかくの能力を活かすことが出来ません。

 DAIsy は、それに対するソリューションを提供します。
Black NeXT に高性能で強力な耳を与えます。

 DAIsy を製作したなら、愛用の Black NeXT に是非とも高性能なステレオアンプを接続してあげてください。
愛機の奏でるすばらしい歌声に、きっとあなたのマシンに対する愛着が一層深まることでしょう。

 用途はいろいろ、BEEP 音の製作、MusicKit の音源の確保、オブジェクト指向プログラミングのトレーニング(NeXT の Sound Object はオブジェクト指向を理解するのに最適です)、etc.

 DAIsyは、DAI信号の復調に秋月電子通商の「DAI D/A コンバーターキット」(3600円)を利用し、NeXTのDSPポートとのインターフェースを独自に設計、製作しました。
 1994年に最初の試作機が完成しました。
試作機では、DSP インターフェースに汎用C-MOS ICを複数使用していましたが、このたび、それをワンチップ化した“DAIsy Chip”が登場しました。
 予算は、ケース無し、基板むき出しのバラックで、数千円程度(秋月キットを含む)。


画像等

 DAIsy システム(バラック組み)の外観はこちらです。

 DAIsy システムのブロック図はこちらです。

 DAIsy Chipの内部回路は、このようになっています。

 DAIsy試作機のDSP I/Fの回路はこのようになっていました。


「DAIsy製作マニュアル」

RTFDバージョン

DAIsy_Manual.rtfd.tar.gz(364KByte)

更新:1997-may-07
このマニュアルは、NEXTSTEPおよびOPENSTEPでお読みください

HTMLバージョン

新掲:1997-oct-10

【謝辞】
このHTMLバージョンは、水野隆一@NeXusさんが作られた“rtf2html”で製作されました。
ありがとうございましたm(_o_)m


SoundKitによる録音サンプルアプリケーション

開発環境:NEXTSTEP 3.3J
動作環境:NeXT computer (Black NeXT)

SoundKitを使用してDAIsyで録音するためのサンプルアプリケーションのサンプルです。

※ DSPプログラミングは行っていません!! ※

Black NeXT専用です。その他のアーキテクチャでは録音できません。
機能は、DAIsy(DSPポート)からの録音とサウンドの圧縮、伸長など。
録音方法などは、ソースリストと同梱のドキュメントを参照してください。
適当にいじくって、使い易いように改造してください
(SoundViewによる編集機能、各種エフェクトの追加など)。
免責:DAIsyの製作、使用、およびこのアプリケーションを使用して被ったいかなる損害について、作者は責任を負わないものとします。

1997-may-07:ソースと共にビルド済アプリ(for NeXT Computer)も同梱しました。

1996-may-07 Ver-0.02

DAIsyDEMO1.tar.gz(184KByte)

1996-may-07 Ver-0.20

DAIsyDEMO2.tar.gz(184KByte)

“DEMO1”と“DEMO2”の機能に差異はありません。
“DEMO2”は、Soundクラスを継承した、DSP対応、機能強化したサブクラスを定義しています。


DAIsyの応用

追加:1997-jul-17

〜CD-DAの誤り訂正能力の実力を探る〜

 DAIsyを使って、オーディオCDプレーヤーの誤り訂正能力がいかほどのものかを実験してみましょう。

 以下のプログラムをダウンロードしてください。


SNDtest.app.tar.gz

Black NeXT 専用です。

【注意】
ちょっと動作が危ういです。
特にメモリあるいはディスクの容量の少ない環境では、十分注意してください。
このアプリを使用して被ったいかなる損害も保証はいたしません。悪しからずご了承ください。

 SNDtest.appを実行してください。
 次のようのパネルが現れます。

各部の説明

実験方法

 用意するもの

 手順

  1. CDの後半から適当な曲を“1”の側で、頭から15秒録音します。このデータがリファレンスとなります。
  2. CDを取り出して、極細油性ペンで半径方向に1本線を引きます。この時、最内周の10%は、線を引かずに残して置いてください。
  3. “2”の側で、同じ曲を頭から同じく15秒程度録音します。
  4. [Adjast]ボタンを押して、二つのサウンドデータの頭と長さをそろえます。
  5. [Compare]ボタンを押してください。しばらくすると、サンプル数と誤りデータの数とその割合が表示されます。線を1本引いたくらいでは、誤りは全く無いはずです。あまりに差異がありすぎる時は、最初からやり直してください。
  6. CDにもう1本線を描き加えます。なるべく偏らないように、まんべんなく線を引くのがコツです。
  7. 同様に“2”の側で録音して、頭と長さをそろえて比較します。
  8. それを何回も繰り返します。
 8〜10本目くらいからリファレンスデータに対して差異が現れ始めるのではないでしょうか。
線が10本に近づくに従って、だんだんとCDプレーヤのトラッキングが不安定なってゆくはずです。

 以前に実験した時は、9本目から90万サンプル中1500程度の差異が現れました。結局12本くらいまでなんとか再生することが出来ましたが、最も多い差異でもサンプル全体の1%を超えることは無く、それ以前に再生出来なくなりました。

 比較する音の長さを変更する時は、プリファレンスで行います。長くすればそれだけメモリを消費します。長くしすぎると音飛びが発生します。
 何度も録音を繰り返すと、スワップの容量が膨れ上がりますので注意してください。

 この実験は厳密なものではありませんが、少なくともオーディオCDとプレーヤの誤り訂正能力のかなりのものであることを実感することは出来ると思います。


おまけ

(1997-may-28)

次のリンクは、“DAIsy”とは関係有りません(^_^;;;

http://www.research.ibm.com/daisy/



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