試合データと観戦記 3回戦

<試合データ>
・このデータは観戦中のメモによるものであり、公式記録ではありません。
・等幅フォントでご覧下さい。

  ☆ 第75回全国高校サッカー選手権大会 3回戦 ☆

      西目高等学校(茨城県代表)
         vs
      浦和市立高等学校(埼玉県代表)

       会場:大宮公園サッカー場 
       試合開始:12時10分 天候:晴 

           先発メンバー
       西 目      浦和市立

      1 高橋   GK   宮下 1
      2 安田  ┐ ┌  佐野 2
      3 今野  │DF│  生江 3
      4 加川信 │ │  斉藤 5
      5 佐藤  ┘ └  大野 7
      6 相良  ┐ ┌  大森 8
      7 小松  │MF│  堀之内6
      8 加川雄 │ │  新井 12
      9 小林  ┘ └  田中 10
      10 佐々木 ┐FW┌  益子 17
      11 伊東  ┘ └  金嶋 18

      交代:<西目>  佐々木→森20 (後半0分)
               小松→木村17 (後半34分)
         <浦和市立>田中→井上24 (後半27分)
               佐野→中村16 (後半38分)
         
      得点:後半12分<浦和市立>益子17
         後半25分<浦和市立>益子17


<観戦記>

 3回戦に進出して勝利への期待も高まり、観客の出足も速くなった。11時30分にはメインスタンドはほぼ満員、バックスタンド、ゴール裏も試合開始頃にはほぼ埋まった。観衆の拍手に送られて、12時10分市高ボールのキックオフ。
 市高は立ち上がり早々から中盤でボールを支配、左サイドからの崩しを中心に多彩な攻撃を見せる。再三ゴール前にボールを運びチャンスも多いが、なかなかシュートに至らない。GKの宮下がもっと思い切ってシュートを打てと前線に声をかける。前半21分、大きな展開から見せた新井のシュート、27分新井から堀之内のヘディングシュート。たまに良い形が出来るがなかなか得点に至らない。一方、西目は全体に守備的な布陣。時折見せる右サイドからの攻撃も前線までボールを運べないうちにパスをカットされ攻め手がない。
 しかし、前半30分すぎから、西目はやっとエンジンがかかったのか、9番小林を中心としたいい形が出来始める。市高は思うように攻められないあせりからかリズムが悪くなりはじめる。そのまま、両チーム無得点で前半を終了する。
 後半立ち上がりはほぼ互角の攻防。市高はサイドからの攻撃に活路を見いだそうとし、西目は9番小林をターゲットにしてロングボールをゴール前に速く出す戦術を見せる。
 スタンドが待ちに待った市高の先制点が生まれたのは後半12分。2番佐野の右からのセンタリングを17番益子が強引にシュート。キーパーの股間を抜けてボールはゴールに転がり込んだ。これで俄然市高のペースになる。その後もFKからの展開を中心にチャンスを作り、後半25分、ハーフライン付近からの5番斉藤のFKを6番堀之内がペナルティエリア右でしぶとくキープ。フリーで待っていた17番益子にボールが出て、落ち着いてゴール。待望の2点目が入る。市高は後半27分に10番田中に替えて、前日の試合で公式戦初ゴールをあげた24番井上を投入。前線からのプレッシャーを掛け始める。西目は34分に17番FW木村が出場。前線を厚くして得点を狙うが、不正確なパスも目立ち始め、決定的なチャンスを掴めない。市高は後半38分にはDF2番佐野に替わり16番中村。今日も金嶋がDFラインに入る。終了間際には市高がカウンターから何度もいい形を作るが、追加点を奪えないままタイムアップ。
 前半こそ攻めあぐね、見ていていらいらしたが、全般的には完璧な内容で見事ベスト8進出を果たした。準々決勝の相手は、ユース代表10番の中村俊輔を擁する神奈川の桐光学園。敵地・三ツ沢でのゲームになるが、チームワークと状況判断の良い「全員サッカー」で、何とか国立まで勝ち上がって欲しい。


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